渋谷駅の再開発
- 2024/01/11 17:17
渋谷駅の再開発は、東急株式会社をはじめとする事業主や渋谷区、東京大学や日本大学などの産官学が連携して行っている大規模な都市再生プロジェクトです。この再開発は、「経済優先の街から人のための街にすること」を目指しており、渋谷の街のグランドデザインを一貫して構想しています。
再開発プロジェクトは、渋谷スクランブルスクエア、渋谷フクラス、渋谷ストリーム、渋谷ヒカリエ、渋谷駅桜丘口地区など、複数のプロジェクトにわたります。これらのプロジェクトは、オフィスや商業施設、屋上展望空間、情報発信施設、観光支援施設などを含む複合施設の建設を通じて、渋谷の国際競争力を強化し、安全で快適な街の実現を目指しています。
渋谷スクランブルスクエアは、第I期(東棟)が2019年に開業し、第II期(中央棟・西棟)の開業は2027年度を予定しています。東棟は、地上47階、地下7階から成り、渋谷エリアで最も高いビルとなっています。屋上には日本最大級の展望施設「SHIBUYA SKY」があり、360°のパノラマビューで東京都心を一望できます。
また、渋谷駅周辺の緑化や歩行者の滞留空間の拡大、渋谷川の清流復活水を活用した壁泉(水景施設)の設置など、自然の潤いある水辺空間の創出も進められています。
この再開発は、渋谷を「働く」「遊ぶ」「暮らす」の3要素が融合し、デジタルとサステナブルに取り組むことで相乗効果を生み出し、「渋谷型都市ライフ」の実現を目指しています。